サハ共和国 ロシア第4位の銀行から資金調達
サハ共和国は、ロシア第4位のアルファ銀行と投資案件の資金調達について合意した。ロシアの大手金融機関との提携は、サハの共和国今後の発展を促す。
アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領と、アルファ銀行取締役会の議長オレグ スイスエフ氏は、10月17日に提携協定に調印し、サハ共和国内の投資プロジェクトの資金調達について合意した。
ニコラエフ サハ大統領は、アルファ銀行との提携の重要性を強調し、以下の通り説明した。
「この提携によるサハ共和国内での投資プロジェクトの資金調達は、サハ共和国の今後の発展を促すだろう。また、サハ共和国の企業が携わっている北方地方の物資調達、住宅建設、公共サービス発展に不可欠な資金の銀行保証もアルファ銀行が確保する」
サハ共和国政府は、アルファ銀行との提携により、IT技術分野における中小企業の支援、モバイルとインターネットバンキング、最新の銀行技術導入を含むサハ共和国の社会・経済発展のためのプロジェクト実施を目指す。
「サハ共和国との提携において、中小企業の発展は、今後の優先的な分野になる。当行は、サハ共和国内の事業拡大のために、与信限度の増額、銀行保証の提供とサハ国民の金融知識普及を計画している。アルファ銀行がサハ共和国に進出したのは、さほど昔ではないが、既に良好な実績を作ってきた。将来の銀行業務の成長を大いに期待している」
とオレグ スイスエフ議長が語った。
備考
アルファ銀行(Alfa Bank)：ロシア大手商業銀行、資産総額で第4位(2021年7月1日現在4兆7,888億6,200万ルーブル)。2021年の実績で個人客数は2,200万人に達し、法人客数は100万を超えた。小売銀行業務セグメントのシェアは5％以上でロシア第3位で、499店の支店網を抱えている。米国の対ロ制裁の対象銀行だ。
【YSIA】通信社 10月21日