大自然と天然資源の宝庫「ロシア連邦サハ(ヤクーチア)共和国」は、ロシア北東部、シベリアに位置する広大な永久凍土の国。1991年まではソ連邦ロシア連邦共和国の一部「ヤクート自治共和国」でしたが、1992年以降ロシア連邦の一員として現在の地名となり今日に至っています。

 1991年のソビエト崩壊後、極東では人口が激減しました(808万人→620万人)が、崩壊後26年経った現在でも、極東の2大都市(ウラジオストック、ハバロフスク)でも人口の増加はありません。
極東では唯一ヤクーツクだけが成長しているのです。

 現在(2018年)すでに37万人に達していており、近い将来、極東の最大の都市はヤクーツクになると言われています。

極寒の地

 国土の広さは310万km2、ロシア連邦全体の5分の1を占 め、日本の約8.5倍、インドとほぼ同じ面積。人口は香川県とほぼ同じわずか102万人。その46%が サハ人、41%がロシア人が占めています。また平均気温は、白夜となる夏季は20度 ですが、冬季はなんとマイナス40~50度。北半球の最低気温マイナス71.2度を観測したことでも知られる極寒の地だからこそ、手つかずの大自然と、マンモスなどの古代の化石、膨大な天然資源が眠る地として近年脚光を集めています。

天然資源の宝庫

 神様が上空を飛んでいた際に、寒さで手が凍えダイヤモンドや金などの宝物を落としてしまったと言われるヤクーチア。ダイヤモンドや金、プラチナ、石炭、石油、天然ガスなど膨大 な資源が現在採掘されています。

ダイヤモンド鉱山

 ダイヤモンド鉱山を運営する閉鎖型株式会社「アルロサ」は、世界全体の23%(2006年現在)もの採掘量を誇る世界有数のダイヤモンド採掘会社です。2004年の「アルロサ」グループのダイヤモンド売上高は24億8,050万ドル。うち研磨済ダイヤモンドは1億3,090万ドルでした。株主構成はロシア連邦資産省37%、サハ共和国資産関係省32%、労働者団体23%、共和国内集落8%。取締役会長はクドリン・ロシア連邦財務大臣で、ニチポルク社長が執行委員を務めています。本社はサハ共和国ミールヌィー市(注1)。モスクワ、ヤクーツク、英国、ベルギー、イスラエル、アンゴラ共和国に支社があります。では「ウダチヌィ」のほか「インテルナツィオナーリ」「ミール」での坑内堀プロジェクトを同時に推進中。「インテルナツィオナーリ」では、年間鉱山採掘量50万トンを計画しています。

注1)ミールヌィー市は、露天堀りで名高い「ミール」鉱山ダイヤモンド採掘のためだけに作られた人工的な閉鎖都市。ヤクーツク市の西700kmにあり、プロペラ機で約3時間かかります。ミール鉱山のすり鉢の直径は1,200m、深さは525m。1958年から稼働し、キンバーライト鉱石を含む永久凍土をダイナマイトで爆破し、土砂を採取。1カラットのダイヤモンドを採取するのに、大型ダンプカー1杯分の土砂が必要とされています。神様が上空を飛んでいた際に、寒さで手が凍えダイヤモンドや金などの宝物を落としてしまったと言われるヤクーチア。ダイヤモンドや金、プラチナ、石炭、石油、天然ガスなど膨大 な資源が現在採掘されています。