Posted on: 2024年2月20日 Posted by: 管理者 Comments: 0

サハの伝統的なフナの氷釣り「ムンハ」

ムンハ (地引網) とは、 サハの伝統的な地引網によるフナの氷釣り。 10月下旬から11月上旬に湖上で開催されます。ムンハには最大 100 人が参加できます。漁獲全体は参加者間で均等に分けられます(通常は 1 袋以上)。

地引網の端の長さは約100メートルです。氷に穴を開けて、網を棒で氷の下に入れて、ゆっくり広げます。これは大変な作業ですが、かなり時間がかかります。その結果、魚は地引網の中心に集まります。魚が沢山集まると、網を上げて魚を氷の上に出します。魚は最初に激しく動きますが、10分後に凍って動けなくなります。その時、ムンハ参加者は魚を袋に集めます。

なぜムンハでフナを釣ることにしますか。実は、その選択にそれなりの理由があります。

サハのフナは栄養価が高いことで知られており、ビタミン A、C、E を含むので免疫システムが正常に維持されます。魚は壊血病の予防にも役立ちます。ちょうどムンハの時期、フナはすでに脂肪が増えており、特に貴重でおいしいものになります。魚は伝統的にサハ人の食生活において重要な位置を占めています。

ムンハの大漁の兆候:ムンハが始まる前に、カラスが旋回しているのが見えた場合、またはさらに良いことに、数羽のカラスが旋回しているのが見えた場合、これは良い前兆とみなされ、鳥は食べ物があることを知っていると彼らは言います。

そして最も重要なことは、釣りに参加したかどうかに関係なく、大きなムンハに参加した全員に獲物を与えるという鉄則があることです。この伝統は、何らかの理由で釣りができない人々(高齢者、貧しい人、障害者、独身女性)がムンハに来てその過程を観察し、釣りを終えた後は新鮮なフナを持ち帰るという昔からの伝統です。

Sakhalife】通信社 2月16日

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