Posted on: 2020年2月29日 Posted by: 事務局 Comments: 0

「アルロサ」が、ヴェルフニャヤ・ムナ川で初  の大粒の有色ダイヤモンド採掘に成功!

サハ通信社 21.02.2020

   世界最大手ダイヤモンド生産会社「アルロサ」は、本年2月半中旬、サハ共和国のヴェルフニャヤ・ムナ川ダイヤモンド鉱山で、数量17.44カラットの宝石用の鮮やかな黄色ダイヤモンドを採掘した。 「アルロサ」の報道担当者によると、2018年度の本鉱山開発開始以来、採掘された初の有色ダイヤモンドになった。

数量17.44カラットの鮮やかな黄色ダイヤモンドは、ウダチャ選鉱コンビナートのヴェルフニャヤ・ムナ川ダイヤモンド鉱山の「ザポリャルナヤ」キンバレーパイプから採掘された。寸法18×20×9㎜の透明な結晶は、変形なダイヤモンド。

 色鮮やかな所謂ファンタジー色ダイヤモンドは、自然では極めて出にくいもの。有名なダイヤモンド鉱山が尽きるにつれて、このような有色ダイヤモンドは珍奇なものになっていく。そのために色鮮やかな有色ダイヤモンドは、完璧に透明なものより数倍高く売れることが多い。アメリカGIAの評価によると、1万個の原石から有色 ダイヤモンドは1個しか出ないそうだ。

 「アルロサ」グループは主として、アルハンゲリスク州(「セヴェルアルマズ」鉱山)とサハ(ヤクチヤ)共和国 北部(「アルマズイ・アナバラ」鉱山)でダイヤ原石を採掘している。しかし、有色ダイヤモンドは、「アルロサ」 のダイヤモンド採掘総量の僅か0.1%にしか当たらない。「アルロサ」研磨部門の「ブリリアンテイ・アルロサ」この原石をブリリアントカットしている。その中に、鮮やかな黄色「火の鳥」(20.69カラット)とピンク色の「薔薇の幽霊」(14.83カラット)のユニークなダイヤモンドもある。

ヴェルフニャヤ・ムナ川ダイヤモンド鉱山は、サハ(ヤクチヤ)共和国西部のウダチヌイ市から170Km離れている。現在、このダイヤモンド鉱山の四ヵ所のキンバレーパイプ、つまり、「ザポリャルナヤ」、「デイモス」、「ノヴィンカ」、「コムソモリスカヤ・マグニトナヤ」が探鉱済み。これは現在、「アルロサ」最大の投資案件。  その準備段階の投資額は160億ルーブルになり、鉱山開発期間内の投資総額は、2024年までの維持費を入れて600億ルーブルを数える。ヴェルフニャヤ・ムナ川ダイヤモンド鉱山の予想年間生産能力は180万 カラット。その原石埋蔵量は、これから先20年間、つまり2042年まで尽きない。

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