Posted on: 2020年3月27日 Posted by: 事務局 Comments: 0

コロナに屈しないサハ精神

アイセン ニコラエフサハ共和国大統領は、3月26日にソシャルネットワーク中継で購読者を対象に質疑応答時に、経済的な打撃を考慮した上、サハ共和国の鉄道・航空等の交通の中止と24時間営業店の業務停止を考えていないと発言した。
但し、来客が密集する大型ショピングセンター、エンタメ施設は一時休業する。

サハ共和国の新型コロナウイルス感染者は現在14名と確認され、毎日数名ずつ増えている。感染者を把握するために、ヤクーツク市内で1日500回ウイルス検査可能な特別実験室を設置。尚、バス等市内交通機関は1時間間隔で運行される。その他ウイルス予防対策も加われ、サハ政府による感染状況管理は益々厳しくなっていく。

一方、ロシア連邦政府は沿海州にて感染者の続出を受けて、極東にて新型コロナウイルス予防対策資金として10億ルーブルを拠出し、その内2億5000万ルーブルはサハ共和国に給付される。

サハ政府がコロナ予防対策の模索で頭を抱える一方、サハ共和国の地方住民は、世界を狂わしたコロナに決して屈しない。今月中旬、イエングラ村落で伝統的な民族祭「フクテイヴン」(トナカイ牧童の日)が行なわれた。民族祭参加者の勢いは、全世界パンデミック時のサハ人の精神的な強さと困難に屈服しない根気の顕しになった。 


トナカイソリの競走
トナカイに乗った競走の風景
民族舞踊の風景
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