Posted on: 2022年11月1日 Posted by: 事務局 Comments: 0

YATEK社 有望な地下資源区2ヵ所を落札

 10月24日、ヤクチヤの燃料・エネルギー企業YATEK社が、サハ共和国コビャイ地区にて、炭化水素原料の地質調査・探査および採掘のための地下資源使用権を落札した。
 使用権のライセンス期間は25年で、資源区2ヵ所の天然ガス埋蔵量は、合計240億㎥を超える。

 全ロシア地質石油研究所の専門家によると、ティンガラ資源区のD1級の天然ガス予想埋蔵量は39億㎥、またD2級の天然ガス埋蔵量は、44億㎥。この資源区の面積は374.5㎢で、YATEK社が所有するトロンとマスタフのガスコンデンセート産地に接している。マスタフのガスコンデンセート産地に隣接する資源区の面積は716.7㎢。バッパガイ地下資源区のD1級の埋蔵量は74億㎥、D2級の埋蔵量は84億㎥と推定されている。

 YATEK社の天然ガス埋蔵量は、5820億㎥だ(正式に確認されており国家バランスにも記載済み)。同社の埋蔵量は、2021年度から28%増加している。2022年度のスレドネヴィリュイガスコンデンセート産地の乾性ガスの原始埋蔵量の合計は 355億㎥分増加し、3079億㎥になった。
 それと同時に、A級の埋蔵量は742億㎥で、55%分増加したことになる。マスタフ産地、トロン産地を始めとする、YATEK社その他の資源区でも同様に、埋蔵量の増加が見られる。

「オホーツク海の海域への進出を目指す当社の開発戦略は変わっていない。サハ共和国のガスプロジェクトの基本的な考えは、パイプラインによる海岸へのガス輸送だ。このプロジェクトを実施するために、当社は埋蔵量を積極的に増やしている。各種の埋蔵量の増加は、探査作業の成功に因るものだ。当社は今後とも埋蔵量増加を目指す活動を続けていく。 2025 年までに、当社の天然ガスの総埋蔵量は 1 兆㎥に達すると見込んでいる」
と、アンドレイ コロボフYATEK 社代表取締役(上写真)はコメントした。

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