Posted on: 2022年4月17日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国 失業者向けに職業訓練を実施

サハ共和国政府は、2,500人の失業者に対し、職業訓練と再教育を行なうことを決定した。それにより、サハ共和国の全産業における雇用と労働人口の安定化が図られる。アンドレイ タラセンコ サハ共和国首相は、政府の雇用問題会議でこの決定について以下の通り語った。

「現在の対ロ制裁と経済活動制限のために、建設会社と生産企業は、人手不足で最も打撃を受けている。また、現在の失業率は7.3%に上がり、2021年度を0.4%上回っている。現時点では些細なものだが、今後失業者が増加していくのは見えている。その解決策として、政府は労働力が不足している産業のために失業者を訓練することにした」

 サハ政府は2022年度に現地における人材採用を目的に、人材不足で悩んでいる企業の要請に応じて「坑内労働者」、「コンベヤーオペレーター」、「機械設備オペレーター」等、需要の高い500人の職業訓練を行う予定だ。

 また、若手労働者の職場訓練のために、3ヶ月間の研修も実施される。本年度は37人の若者の研修のために、300万ルーブルが拠出される予定だ。現地人材採用プロジェクト参加企業は、2021年には700人の指導員を活用し、1,000人を訓練した実績がある。

 現地人材採用プロジェクトには、43社のサハ企業が参加している。生産企業以外にも、住宅建設会社、道路建設会社、交通機関とエネルギー産業企業が参加している。この採用プロジェクトで、2021年度に11,000人以上のサハ国民が就職した。

 2022年度には、更に4社がこのプロジェクトに加わり、35歳未満の1,200人の若手専門家を含む4,900人の雇用が確保される。

【YSIA】通信社 4月15日

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