Posted on: 2022年4月26日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国で地下資源使用権入札の電子化を開始

 ロシアの地下資源法が、2022年1月1日より改正され、サハ共和国産業・地質学省は地下資源使用権の電子入札を開始した。数ヵ所の地下資源区の使用権が、既に落札された。

 アンドレイ スイチェフスキーサハ共和国産業・地質学省副大臣は、電子入札のメリットについて以下の通り語っている。

「サハ共和国は、ロシア連邦で電子入札を他の地方自治体に先んじて導入した。そのために当省の職員は徹底的に勉強し、電子入札の知識を身に着けた。現在、サハ共和国の基幹産業には余分な規制が沢山あり、それがこれからの経済成長を妨げている。その対策として、業務のペーパーレス化を導入しなければならない。文書を電子化することによって、業務効率改善やコスト削減、セキュリティ強化、オフィスの省スペース化といったメリットがある。ペーパーレス化の推進は、非常に重要な役割を果たす。」

 サハ共和国ヴェルフネヴィリュイ地区に位置する砂・砂利産地「ノオルル」の電子入札の結果、この産地はサハ共和国の建設会社によって50万ルーブルで落札された。

 サハ共和国産業・地質学省は、極東にて、地下資源使用分野を、完全にペーパーレス化した役所の一つだ。申請手続きだけでなく、サハ初となる、使用権ライセンスの発行も、電子化されている。このような手続きの簡素化によって、潜在的投資家の誘致が簡単になるが、全参加者にとって入札の機能性と透明性が図れる。


サハ共和国産業・地質学省のこれからの目標は、決定の待ち時間の大幅な短縮と文書の最小限化だ。

【YSIA】通信社 4月22日

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