Posted on: 2022年6月1日 Posted by: 事務局 Comments: 0

モスクワ開催の国際技術協議会 サハ共和国が存在感

 アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、モスクワのイノベーションセンター「スコルコヴォ」で開催された第10回国際技術協議会にて、サハ共和国展示館の開館式に参加した。技術事業家向けの協議会としては、ロシアとNIS諸国において最大規模となる。

 5月25日と26日にモスクワのイノベーションセンター「スコルコヴォ」で開催され、従来通り、ロシア各地からの起業家、投資家、経済界、学界と権力機関関係者が参加した。今回、サハ共和国は最多数となる、65のスタートアッププロジェクトを紹介した。

サハ共和国展示館

 今年、サハ共和国は、ウラサ(サハ民族のパオ)の形をした展示館で、サハ専門家が開発したIT技術、バイオテクノロジー、そして厳寒下サバイバル術等を紹介したり、サハ映画の上映を行った。館内に設けられたゲームゾーンでは、モバイルバージョンとパソコンバージョンを試すことが出来るよう数々のゲームが展示された。また、サハ共和国でパートナーを探す実業家のための、商談室が準備された。

「今回の協議会へのサハ共和国のこれ程の大規模な参加は、私共と「スコルコヴォ」センターとの今までの10年間の提携の結果である。サハ共和国がイノベーションとハイテクのスタートアップ分野で収めた成果は、全て「スコルコヴォ」センターのお蔭だ。このセンターの支援は投資とは限らず、コンピテンシー、指導、相談だ。それによって、私共のスタートアッププロジェクトは国際レベルに達することが出来た。最近の対ロ制裁は、このプロセスにブレーキを掛けるだろうと考える人がいるが、私はそう思わない。逆に、「スコルコヴォ」センターの協力者の手を借りて、新しい機会に挑戦しなければならないと確信している」
ニコラエフ大統領は、サハ展示館開館式挨拶で強調した。

 今年は、サハ共和国の参加者にとって、サハ共和国建国100周年記念年とサハ共和国と「スコルコヴォ」センターとの提携10周年記念年になっている。そのために、館内にタイムラインが設けられ、1922年のサハ共和国設立以来の100年歴史のハイライトを紹介する。

 第10回国際技術協議会「スタートアップビレッジ」の主要なテーマは、グローバルな変化時に、新しいテクノロジーとロジステイックチェーンの構築とロシアにて技術事業市場の拡大と起業家、企業、学界と政府との対話の促進だ。

アイセン ニコラエフ サハ大統領とイーゴリ ドロズドフ 理事長

 アイセン ニコラエフ サハ大統領とイーゴリ ドロズドフ「スコルコヴォ」センター理事長は、2032までの提携協定を交わした。

【YSIA】通信社 5月27日

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