Posted on: 2022年6月1日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国 農作物の栽培面積を拡大

 サハ共和国が、ようやく今年の種まき時期に入った。ピョートル ポポフ サハ共和国農業第一副大臣は、今年の春の種まき作業のために、1億9,100万ルーブルが拠出され、農作物の栽培面積を49,000ヘクタールに拡大すると発表した。

支援金1億9,100万ルーブルの内訳は、以下の通り;
・穀物生産支援金:1億300万ルーブル
・馬鈴薯生産支援金:6,200万ルーブル
・土耕栽培の野菜生産支援金:2,600万ルーブル

 現在、1億6,000万ルーブル(支援総額の88%に相当)が、既に農業関係者に提供されており、残額は5月末日までに支払われる予定だ。

 また、今年はロシア農業省から、史上初となる、肥料購入のための補助金が支払われた。肥料1,100トン購入するための補助金の額は、約3,300万ルーブルだった。この資金の使途は、各地方自治体が管理することなる。

 サハ共和国では、飼料作物の種まきは通常20地区、穀物の種まきは10地区で行なわれている。しかし、今年は穀物、飼料作物、馬鈴薯と野菜の栽培面積を拡大する計画があり、穀物エリアを700ヘクタール分増加、飼料作物エリアを1,000ヘクタール分増加する計画だ。馬鈴薯の播種エリアは5%、土耕栽培の野菜エリアは2~3%増加される。

ピョートル ポポフ サハ共和国農業第一副大臣は、今年の栽培面積の拡大について、以下のように説明した。

ピョートル ポポフ サハ共和国農業第一副大臣


「全体的に、サハ共和国の種まき作業は順調に進んでいる。私共は、各地方自治体と常時連絡を保ちながら、直ぐに対応する用意が出来ている。2022年度の播種面積49,000ヘクタールのうち、10,700ヘクタールは穀物、飼料作物は30,500ヘクタール、馬鈴薯は6,580ヘクタール、土耕栽培の野菜は1,370ヘクタールとなる」

 種まき作業に不可欠な穀物と飼料作物の種は、全て配送済みだ。春の種まき時期の準備は100%整っている。
 今年の種まき作業のために、トラクター632台、播種機222台、耕運機222台とプラウ353台が使用される。

【YSIA】通信社 5月27日

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