Posted on: 2021年9月28日 Posted by: 事務局 Comments: 0

ロシアのダイヤモンド埋蔵量が20年後には枯渇?

 ロシア国営の地質調査企業、ロスゲオロギヤ社の調査報告によると、ロシアの金・鉛の埋蔵量は10年後に尽き、ステンレス鋼の合金等に使われるクロムは、わずか5年後に無くなるとのこと。同調査では、ロシアの原石ダイヤモンド・亜鉛の埋蔵量も、あと20年分しか残っていないという。

 同調査報告書には
「ロシアで、この25年間で新規発見された地下資源産地は、それ以前の25年間と比較すると、わずか10分の1となっている。また、天然ガス埋蔵量は70年後、原油埋蔵量は30年後に枯渇するだろう」
と明記されている。

 ロシア国内の、原石ダイヤモンド埋蔵量の82%、金地金の20%、東シベリアと極東の天然ガス埋蔵量の35%が、サハ共和国に集中している。
 現在、地下資源の輸出は、ロシアの輸出収入の70%を占めている。ロシア連邦予算計画では、2036年度までの原油・天然ガスの年間輸出収入を、8~10兆ルーブルと見込んでいる。但し、それを確保するためには、現在の資源採掘水準を確保しなければならず、そのためには、サハ共和国での地下資源探鉱投資が、最も重要な対策となる。

20.09.2021 【YSIA】通信社

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