Posted on: 2023年5月29日 Posted by: 事務局 Comments: 0

採金会社ノードゴールド社がサハの森林回復に3億ルーブル拠出

 採金会社ノードゴールド(Nordgold)は、2023年、サハ南西部の大規模森林修復プログラムに、約3億ルーブル(約5億2600万円)を投資すると発表した。工事は総面積1600ヘクタール以上で実施される予定だ。ノードゴールド社は、2022年から2023年にかけて森林火災の影響を受けたと、環境局によって指定された地域に、合計100万本以上のスコットランドマツの苗木を植える予定だ。

アレクセイ グーセフ氏

「ノードゴールドは、サハの生態・自然管理・林業省が定めた地域の、補償植林プログラムに、毎年資金を提供しています。過去 2 年間にわたり、私たちは壊滅的な火災の影響を受けた 200 ヘクタール以上の土地に、植樹をしてきました。これた地元の生態系の保全と回復に必要な措置は、当社の最も重要な内部文書である、「ノードゴールド環境方針」と「生物多様性コミットメント声明」に沿ったものです」とノードゴールドの首席生態学者アレクセイ グーセフはコメントした。

 ヌイ地区林業の森林基金の領土内で、森林の修復作業を実施することが、サハ生態省によって承認された。作業の全過程は測地クワドロコプターによって記録され、区画と部門の境界は GLONASS ナビゲーション衛星システムを使用して作業する専門家によって設定される。

 プログラムの枠組み内における苗木の生存率を100%に近づけるために、植栽材料は事前に困難な気候条件に適応させられる。冬の間、サハでは苗木が特別な「野外冷蔵庫」に置かれる。

 この時期に森林伐採と植林に携わる専門家の総数は 168 名だ。雑草が生い茂る草本や低木が繁茂する地域を防ぐため、請負業者は苗木を植えてから 3 年間、農業技術的管理を実施する。

 森林再生プログラムの一環として、全長 156 km を超える鉱化保護帯の配置と伐採が行われている。生産林植林地には移動消火器が4台設置され、キャンペーンの張り紙も12台設置されている。

【YAKUTIA24】通信社 5月26日

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