サハ共和国大統領がプーチン大統領と会談
5月29日に、ウラジーミル プーチン ロシア大統領は、アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領と、5月29日、実務会談を行った。会談では、サハ共和国の社会経済状況のほか、産業や情報技術分野のプロジェクトについて話し合われた。
「歴史上常にそうであるように、この困難な時期に、サハ共和国を、ロシア国家の強力な経済的バックグラウンドに据えることが主な課題です。私たちが得た指標、特に昨年の指標は、あらゆる状況にもかかわらず、私たちが前に進んでいることを示していると信じています」
とニコラエフ大統領は強調した。
サハ共和国では、自然人口並びに居住人口増加数が、全国平均よりも高くなっているが、これはプーチン大統領が推進した極東支援政策の効果と見られる。現在、サハ共和国は出生率でロシア第7位になっており、極東では第1位となっている。
プーチン大統領は、サハ共和国の母親たちに提供されている支援策を高く評価し、さらなる自然人口増加と居住人口の増加を確実にするためには、すべての手段を継続する必要があると述べた。
ニコラエフ大統領はプーチン大統領に対し、サハ人口の平均寿命が全国平均を上回ったのは、歴史上初めてだと伝えた。以前、サハでは、自然条件や気候条件、困難な生活条件などが原因で、この値は全国平均をわずかに下回っていた。
また、サハでは、新型コロナウイルス感染症に関する対策が、非常にうまく機能しているという。新型コロナウイルスによる死亡率は、サハ共和国はロシア連邦内で81位にランクされている。
サハ大統領は国内の失業率にも触れ、近年の失業率は7%を超えていたが、今年は6%をわずかに超える程度に下がったと報告した。非常に優れた投資プログラムがあり、多くの企業がすでに投資を行っているという。これにより、失業状況は更に改善されると見られる。
ニコラエフ大統領は、サハでは数万人の雇用が創出されていると述べた。
プーチン大統領が、ニコラエフ大統領に、共和国における産業の発展状況について尋ねると
「私たちはチャンピオンです」
とニコラエフ大統領は答えた。
会談では、両当事者は火災シーズンについても話し合った。サハ大統領は、共和国での準備状況、提供される支援、入植地での活動について語った。
ニコラエフ大統領は、2021年に提供されたサポートについて、プーチン大統領に感謝を伝えた。大統領の指示のおかげで、連邦予算はその方向への資金をほぼ6倍に増加させた。
ドミトリー ペスコフ ロシア大統領報道官がタス通信に語ったところによると、プーチン大統領は月曜の会議で、9月の同地域首長選挙に向けてニコラエフ サハ大統領の出馬を支持した。サハ大統領選挙は2023年9月10日に予定されている。
【YSIA】通信社 6月2日