Posted on: 2021年10月6日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国 Nord Gold社グロス金鉱山の採金量増加を計画

国際的金鉱会社Nord Gold plc社は、保有する最も大きなグロス鉱山の金の採掘能力を、2020年度の1,600万トンから1,800万トンまで増加させるための第一段階を、順調に完了させた。

Nord Gold社は、ロシアで最大の金鉱群を持つ。サハ共和国南西部に位置し、既に活動するグロス鉱山とターボルヌイ鉱山、有望な採金プロジェクトトッコが属している。

2018年度から操業開始した、年間金鉱生産能力1,200万トンのグロス鉱山は、Nord Gold社の最大の金鉱山となる。グロス鉱山の拡張計画第1段階の投資総額は、約5,000万米ドル。

 グロス鉱山の年間産金能力は、2,600万トンまでの増加が見込まれており、拡張計画第2段階のFS調査作業は、年内に終了する予定だ。拡張計画の実施によって、2024年度に第2段階の完了後、年間採金量は約13万オンス分増加し約35万オンスに達するであろう。

その他、Nord Gold社は、「グロス」クラスターに位置する新規案件「トッコ」の実施も進めている。そのFS調査作業は年内に完了し、工事は2022年度に開始する予定だ。

その結果、2025年度には、Nord Gold社の採金量の半分以上は、「グロス」クラスターに当たると見込まれる。拡張計画に従って、Nord Gold社はこれからの5年以内に、「グロス」クラスター開発と自社のアフリカ鉱山操業の総費用削減による競争優位達成によって、採金量の20%増加を狙っている。

ニコライ ゼレンスキーNord Gold社代表取締役(48歳、上写真)によると、
「新規鉱山「トッコ」の工事完成後、採金クラスター「グロス」の年間採金量は、60万オンスに達する。それによって従業員2,800人以上の雇用が確保されるであろう」
とのことだ。

【SakhaNews】通信社 9月30日

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