Nord gold社と極東・北極圏発展公社が金鉱床開発協定を締結
9月初旬にウラジオストクで開催された、第7回東方経済フォーラムにて、国際金鉱企業Nord gold社は、サハ共和国の採金プロジェクト「トッコ」を構成するトッコ金鉱床と、ロマン金鉱床の開発について、極東・北極圏発展公社と業務提携協定を交わした。プロジェクト投資総額は、約350億ルーブルに達する見込みだ。
協定の内容には、サハ共和国の持つニーズや潜在力、産業の特徴を考慮するプロジェクト構想の構築、プロジェクト実施に不可欠な国家支援、潜在的投資家とビジネスパートナーとの商談、連邦と共和国の権力機関とのやり取り、極東・北極圏の経済特区参加企業資格取得のための申請書類の作成等を含む。
トッコ金鉱床とロマン金鉱床は、サハ共和国南西部に位置し、現在実働するNord gold社のグロス金鉱山とタボルヌイ金鉱山から13km離れている。Nord gold社関係者によると、トッコ金鉱床とロマン金鉱床は、2014年以降発見された金産地の内、埋蔵量の最も多いものと評価されており、この2鉱床の金の埋蔵量は合計約100トンになるという。
Nord gold社は、自己資金で地質調査と探鉱を行い、この金産地を発見した。採金プロジェクト「トッコ」が操業を開始すると、Nord gold社の第2位の生産高を持つ金鉱床となる。サハ共和国内に、トッコ=グロス=タボルヌイ金鉱山から成る採金クラスターが誕生することとなり、20年間に2,000人以上の雇用が確保される。
【YSIA】通信社 9月16日
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