サハ共和国独立の動きが最も目立った1993年に話題となった、著名な作家ダランによる小説 「ティグィン ダルハン」をベースに、ニキータ・アルジャコフ監督によって制作された映画で、 サハ国民の統一者ティグィン ダルハンのライフストーリをテーマにしています。
総制作費用2億5500万ルーブル(日本円で約3億5千万円)。このハリウッド級の歴史映画は、16世紀から17世紀にかけて、ロシアのコサック隊がサハ大地に辿りつく前までの、サハ民族の生活を描いた物語です。
映画主人公 ティグィン ダルハンは、サハ民族の統一を完了させた歴史的人物で、日本の小田信長に匹敵する役割を果たしました。
ティグィン ダルハンはサハの有名なトイオン(「大名」)で、レナ川左岸辺のツイマーダ盆地で数多くの屋敷、戦士、下部、奴隷や馬、家畜等を所有していました。
「天下を取る」ための闘争時、乱暴し過ぎたこともあり、彼の歴史人物像は決して一義的に言えませんが、サハ民族統合のために果たした役割は、決して過小評価されるものではありません。
(当機構事務局より)