Posted on: 2020年11月12日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ政府が、赤字予算埋めに資金調達オークション6件を発表

V.A. ジョンドロフサハ共和国財務大臣(上写真)は、11月6日、サハ共和国財務省が必要とする29億2,108万ルーブル(日本円で約40億円)調達のために、オークション6件を発表。
一番安い金利を提示した金融機関が、政府に資金を貸付けることになる。
資金の貸付期間は、274日間。資金は予算赤字の埋めと債務返済に使われる。落札した金融機関は、サハ政府による融資の申込みが行われてから、3営業日以内に資金を提供しなければならない。

2016年10月6日付ロシア政府決定書№1009により、金融機関の貸出金利の上限は、現行のロシア銀行の公定歩合(本日現在4,25%)プラス年利1パーセントと定められています。
今回のオークションでは、この上限金利以下で、一番安い金利を提示した金融機関が、サハ政府への融資を実行する権利を得ることになります。

今年10月末、ロシア最大手銀行「スベルバンク(「貯蓄銀行」)」は、サハ共和国財務省に対し、融資契約締結日より365日間の、総額9億4,290万7,000ルーブルの融資オークション2件を落札。この資金は、サハ政府の予算赤字の埋めと債務返済に充当されます。

上記オークションの実施によって調達される融資資金の返済について、サハ共和国財務省は本年11月~12月に、サハ共和国の法律「2020年度及び2021~2020年度の計画期間の国家予算について」の改正を行い、2021年度内の返済を定める予定です。

Categories: