Posted on: 2022年7月18日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国の病院 患者の遠隔診断を可能に

 ITパークと「ヤクチヤ」テクノパーク参加企業「モンディノ テクノロジース」が開発したモンディノ・ニューラルネットワークは、サハ共和国の23箇所の病院とカリニングラード州、沿海州とハバロフスク地方の医療機関で活用されている。

 ヤクーツク出身のヴィクトル ベロストツキーは、上海協力機構Unicorns SCO主催のウズベキスタン首都タシケントにて開催されたスタートアップコンクールに優勝し、優勝金10,000米ドルを受け取った。
 このコンクールには世界20箇国から1500人が参加したが、決勝戦までに残ったのは50人だけだった。ベロストツキー氏は、コンクールで、自己開発のモンディノ・ヘルス トラッカー(Mondino Health Tracker)プロジェクトを発表した。

 このプロジェクトは、患者からのアンケートに従って、様々な病気の原因、発生メカニズムの解明や、病気の診断をするニューラルネットワークだ。その後、患者のバイオデータ、年齢、性別その他パラーメーターに基づき、薬の選択と最適な組み合わせを決める。
 このニューラルネットワークを病院のシステムに組み込むことによって、患者の遠隔モニターリングが可能となる。

 モンディノ・ヘルス トラッカーの構想は、医者によって患者の遠隔診断ができる環境を作ることにある。そのために、病院のシステムにDDIニューラルネットワークが 組み込まれる。ベロストツキー氏によると、このプロダクトは既に完成されており、新規市場進出の準備ができているという。
 患者は、医者とのチャット、薬のしおり、リマインダーが組み込まれたモバイルアプリを無料ダウンロードできる。

【YAKUTIA24】 通信社 7月15日

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