ヤクーツクのレーニン像は戻ってくるか
7月13日の深夜、ヤクーツクで歴史的な出来事が起きた。ヤクーツク中心部のレーニン広場に設置されたレーニン像が台から取り外されたのだ。サハ当局は「修理と清掃のため」と説明している。
レーニン像の修理期間の第1期は2022年9月まで、第2期は2023年12月までの2段階に分かれる。修理費用は約2000万ルーブル(約4800万円)かかるという。
レーニン像はおよそ1年半ヤクーツク中心部に「不在」予定だが、修理期間の終了後、レーニン像は確実に元の場所に戻るかどうかは定かではない。例えば、2014年にヤクーツク都市開発プロジェクトコンクールに優勝した「ヤクトプロエクト」設計事務所が提出した図面(上写真)に、レーニン像は立っていない。
レーニン像の将来について、サハデイ(Sakhaday)購読者からは、以下のようなコメントが寄せられている。
「レーニンは国を台無しにした。今度は彼こそ台無しにすべきだ!」
「この人物は、国を惨事に導いた。多くの無罪の人々は粛清された。この惨事の影響はいままでも残っている。」
「しかし、レーニン像は長い期間に亘って都心部に立っていたので、それを保管して共産党の犯罪を物語る「ソ連博物館」を作りそこに渡すべきだ。」
「レーニン像を決して破壊してはならない。ロシア国民は過去に犯した過ちの象徴として残すべきだ!」
「この怪物を二度と見たくない!」
ヤクーツクのレーニン像は青銅製で、1967年に設置された。その総高さは14.6m、台の高さは8.5m、彫刻の高さは6.0mだ。
【Sakhaday】通信社 7月15日
Categories: