Posted on: 2022年7月24日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国で燃え広がる森林火災

 シベリアのタイガ密林は、毎年森林火災に見舞われ、大規模な被害が出ている。7月22日現在、サハ共和国領土内では、ヴィリュイ地区、ウスチ=マヤ地区、ヴェルホヤンスク地区、ミルヌイ地区、アルダン地区とオレニョク地区の総面積14,438ha、合計8箇所で発生した森林火災が消火された。

 しかし、ニュルバ地区1箇所、ジガン地区1箇所、スレドニャヤコルイマ地区1箇所、オイミャコン地区2箇所、ヴェルフネヴィリュイ地区2箇所、ウスチ=マヤ地区11箇所、ネリュングリ地区12箇所、アルダン地区24箇所の合計54ヵ所、総面積29,440.3haで発生した森林火災は、まだ燃え続けている。
 オイミャコン地区における総面積775 ha、2箇所の森林火災は、現在消火中だ。
 昨年同時期の森林火災は、総面積1,519,431.2haの208箇所で広がっていたので、今年と比較して、昨年の方が4倍以上多かったことになる。

 現在、ヴェルフネヴィリュイ地区、ネリュングリ地区、オイミャコン地区とウスチ=マヤ地区の総面積4,507.3ha、合計7箇所の森林火災は消火中だ。消火活動のために、425人の消防隊員と現地志願者36人が動員され、特殊機械29台を使って消火作業にあたっている。

 サハ共和国中部は、近隣のハバロフスク地方から広がってきた森林火災の煙に覆われており、ロシア政府は、ハバロフスク地方とサハ共和国にて連邦レベルの非常事態を宣言した。

【YAKUTIA.INFO】通信社 7月22日

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