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Posted on: 2022年9月12日 Posted by: 事務局 Comments: 0

世界最大のダイヤモンド鉱山「ミール鉱山」で採掘作業再開!!

 9月6日に開催された第7回東方経済フォーラムにて、アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領とセルゲイ イヴァノフ アルロサ代表取締役が、知名度の最も高い、世界最大級のダイヤモンド産地である「ミール鉱山」(※)で、地下鉱山の新規建設計画について話し合った。 

アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領(右側)とセルゲイ イヴァノフ アルロサ代表取締役(左側)

 アルロサによるダイヤモンド採掘作業の再開については、以前も、何度か計画があった。しかし、採算性が取れることと、安全な作業が確保できることを条件としており、実現には至っていなかった。
 今回行われた、新規地下ダイヤ鉱山「ミール=グルボキイ」のFS調査の結果、アルロサの監視会議長を務めるアントン シルアノフ ロシア連邦財務大臣が、鉱山プロジェクトの収益性を認め、政府によるアルロサの支援を約束したことで、新規鉱山建設計画が現実的になってきた。

 イヴァノフ アルロサ代表取締役によると、工事と採掘作業の安全性の確保は、プロジェクト実施の最重要な条件になっているという。また、イヴァノフ代表取締役は、以下の通り続けた。

「特に重要なのは、地下水のある帯水層の安全な発掘だ。産地の地質構造の全特徴を考慮するために、専門家が、多大な科学研究を続けてきた。その結果、年内に鉱山プロジェクトをスタートするために、監視会の決議を採択する準備が整っている。ミルヌイ市とミルヌイ地区の発祥となる「ミール鉱山」は、サハ共和国を始めとする全ロシアのダイヤモンド採掘産業にとって、戦略的な意義を持っている。この伝説的な鉱山での採掘作業の再開は、アルロサとサハ共和国だけではなく、全ロシアにとって最重要な課題だ。」

(※)備考
サハ共和国のミルヌイ地区に位置するミール鉱山は、知名度の最も高い、世界最大級のダイヤモンド鉱山だ。鉱山の操業開始当初は露天掘りになっていたが、2009年より地下採掘に変わった。2016年のアルロサグループの総採掘量の約9%は、地下鉱山「ミール」に当たっていた。ダイヤ採掘作業は、2017年に水没事故が起こってから作業が中止されている。

【YSIA】通信社 9月9日

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