サハ共和国にて大規模なロジステイックハブが操業開始
サハ共和国メギノ=カンガラッスイ地区ニジニーベスチャフ集落で、鉄道、水路、自動車道路が交差する、交通・ロジステイックハブとなる貨物ターミナル第一期が操業を開始した。
サハ共和国大統領府・政府報道部は、貨物ターミナルにて、クレーンを使った貨物の船積み作業が開始されたと発表した。
「交通・ロジステイックハブは、連邦級の自動車道路と水路の交差点で建設された。ここ数年、鉄道線が出来たことも大変重要なことだ。これによって、レナ川の航海時期に持続的な貨物調達が確保される。このアイデアは以前から話題になっていたが、貨物ターミナル建設がそれを現実にした」
とアイセンニコラエフサハ大統領は、ターミナル操業開始セレモニーの挨拶で語った。
貨物ターミナル建設は引き続き進められるが、2023年に鉄道インフラが完備した後は、オイルターミナルが建設される予定だ。
現在、建設中の貨物ターミナルの年間能力は、100万トンだが、2035年以後には200万トンまで増加する。このプロジェクトの実現により、生活に不可欠な貨物調達の効率化と費用削減を促す。
ターミナル建設は2017年に始まり、その年に有限会社「ニジニーベスチャフ貨物ターミナル」が設立され、「ヤクチヤ」経済特区の参加企業になった。
貨物船の積み替え、鉄道線とオイルターミナルがレナ川右岸の1箇所に集中しているという理想的な立地条件は、貨物ターミナルの場所選択の理由になった。また、近くにアムール=ヤクチヤ鉄道幹線の終点駅があり、連邦級と共和国級の自動車道路がジョイントする。
その結果、このターミナルは、各種貨物と石油製品の積み替えを確保できる鉄道・水路・自動車道路が交差する交通・ロジステイックハブになっている。
このプロジェクト実施は、334人の雇用を確保し、メギノ=カンガラッスイ地区の社会・経済発展に大きく貢献する。
【SakhaNews】 通信社 7月8日