Posted on: 2022年7月12日 Posted by: 事務局 Comments: 0

ロシアの極東発展戦略 プーチンが10年前に決定

 アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、7月5日ハバロフスクで開催されたニコライ パトルシェフロシア連邦安全保障会議書記(元FSB長官)を議長とする、ロシア連邦安全保障会議のミーティングに参加した。

 極東の各地方自治体指導部とロシア連邦の各省庁幹部がこのミーティングに出席し、現在の国際情勢下の社会・国家・経済安全保障について話し合った。特にロシア東部の国境地域の国家安全保障、国境部隊活動の新形態の導入、国境保護・警備の発達、検問所整備に対して特別な注意が払われた。

 また、エネルギーインフラの老朽化と、隔離された地方へのエネルギー供給方法等のエネルギー安全保障事項についても審議され、優先課題として、燃料、エネルギー産業企業の活動安全保障、反テロ保護と新規エネルギー供給先の探索が取り上げられた。

アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領

「ロシアが現在行っている東方転換は、かねてから話題になっていたことはいうまでもない。最近の出来事はそれを加速しただけだ。プーチン大統領は既に10年前に極東発展をロシアの戦略的な目標と決めており、それは正しかった」
とニコラエフ大統領は会議終了後の記者会見で発言した。

 また、ニコラエフ大統領によると、現在極東の各地方自治体は、有価鉱物・工業製品の販売、交通路整備のためにアジア太平洋地域への積極的な進出のチャンスを獲得しており、サハ共和国のエリガ炭田からハバロフスクの港まで繋がる「太平洋鉄道」と言われる民間鉄道建設が、その成功例になっているという。

【YAKUTIA.INFO】通信社 7月8日

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