Posted on: 2022年7月12日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国首相 最大級のLNGプロジェクトを発表

 アンドレイ タラセンコサハ共和国首相は、ウラジオストックで7月6日から7日にかけて開催された、第6回東方石油ガスフォーラムで、サハ共和国におけるLNGの生産拡大について発表した。これからLNGは、住宅の自立ガス化、自動車、電車、船舶等の燃料として使用される予定だ。
 タラセンコ首相によると、ロシアにおける最大級のプロジェクトのひとつが、現在フィジビリティ・スタディ段階にあるという。このプロジェクトはサハ共和国で実施される予定で、サハ共和国中央部からオホーツク海岸のアヤン集落までの基幹ガスパイプラインを敷設し、年間能力1800万トンのLNG工場を建設する計画だ。

 現在、サハ共和国では、年間生産能力12,000トンの小規模なLNG生産装置が稼働しているが、既に投資家が決まったLNG新規投資案件4件が動いている。また、液体炭素ガス生産2社の「サハトランスネフテガス」とYATEKが活動しており、この2社は2021年に39,000トンの液体ガスを生産した。更に、ガス生産量を増加し、200,000トン以上の液体炭素ガス生産を計画している。

 昨年サハ共和国政府が承認した、2030年までのLNG商品計画に従って、カチカトツイ村落ガス化のパイロットプロジェクトが実施されている。ニコラエフ サハ大統領は、LNG生産が環境に優しい手頃な燃料普及を促し、新規雇用を確保、課税所得を増やすと以前から強調している。
 第6回東方石油ガスフォーラムの主要なテーマは、ロシア連邦政府の東シベリアと極東発展の戦略、ガス加工と石油化学、最大級の石油ガスプロジェクト、極東ガス化の発展、ゼロカーボン化とロジステイックの発達だ。

【YSIA】通信社 7月8日

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