Posted on: 2022年5月8日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ政府 国内の実業家に低金利貸出を開始

 新型コロナ禍による制限と対ロ制裁が、サハ共和国の中小企業に与えた影響は、かなり大きい。消費者市場危機の回避と、国民の必需品確保のために、政府は最短期間で事業支援対策を打ち出し、中小企業に支援資金を提供し始めた。
 マクシム プロコピエフ サハ共和国実業・通商・観光副大臣はそれについて、以下の通り語った。

マクシム プロコピエフ サハ共和国実業・通商・観光副大臣

「小売企業にとって一番の悩みの種は、運転資金不足だ。それは先ず、ロシア中央銀行が行なった、公定歩合の引き上げのためだった。しかし、サハ政府はそれに迅速に対応し、サハ共和国の食料安全保障本部を設置した。その結果として現在、小売業者と卸売業者の食料品・必需品在庫は2ヵ月分~6ヵ月分が確保されている。
 また、中小企業の支援対策実施のために、サハ共和国実業発展基金の資本金は、5億1900万ルーブル分増資された。この資金を使って、中小企業に対し年利8%、北極圏で活動する企業に対し、年利6%の低金利貸出資金が提供される。現在、63社から総額2億ルーブルの申請が届いているが、その内の38社に、既に総額1億5000万ルーブルの低金利貸出資金が提供された」

【YSIA】通信社 5月 6日

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