Posted on: 2022年10月11日 Posted by: 事務局 Comments: 0

対ロ制裁による資材価格の急騰でレナ川橋梁の工費見直し

 サハ共和国政府は、対ロ制裁による資材価格の急騰のため、レナ川橋梁の工事費の見積もりを見直すことにしたと発表。
 今年3月、ニコラエフ大統領はタス通信社の取材に応じ、サハ当局は資材のコストの上昇により、レナ川橋梁の建設コストの増加を予想していると述べた。 2021年の総工費は 800 億ルーブルと見積もられていたが、見直し後の総工費は、これを大幅に超える。

 アイセンニコラエフサハ共和国大統領は
「私共は、対ロ制裁による工費上昇のため、見積価格の確認段階に入っている。現在、ロシア政府の依頼に従って、設計者と国家管理機関と一緒に、プロジェクトソリューションの最適化を進め、付加価値税抜きで1,200億ルーブルの予算枠を超えないように調整している」
と発表した。

 また、ニコラエフ大統領は、プロジェクトの変更後、建設の資金調達の問題が生じる可能性を示唆した。
「私たちは常に連邦予算の少なくとも 50% の支援があれば、このプロジェクトを実施できると主張してきた」
しかし、ロシア連邦財務省の提案では、レナ川橋梁の建設資金提供の割合を、連邦予算から33%、共和国予算から33%、民間企業から33%としており、ニコラエフ大統領はこの割合を「デタラメ」と呼んだ。何故なら、連邦予算から50%以上の建設資金拠出が必須条件になっているからだ。

 レナ川橋梁は、ヤクーツク郊外のスタラヤ タバガ集落からメギノ=カンガラスイのハプタガイ集落まで通過する。その完成によって、連邦級の鉄道、河川と空輸ルートと、連邦級の「ヴィリュイ」、「レナ」、「コルイマ」自動車道路が合流する、ヤクーツクの交通・ロジステイックハブが設立される。橋梁開通後、貨物の年間輸送量は3倍増加し600万トンに達する。レナ川橋梁の総延長は3㎞以上、アクセス道路の延長は約11㎞になると予想される。

【SakhaTime】通信社 10月7日

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