サハ共和国史上初 鉄鉱石採掘プロジェクト
アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領(写真中央)は、サハ共和国政府関係者と、シワグリンカ鉄鉱石鉱床開発計画を審議した。
「現在の経済的困難と政治情勢にもかかわらず、「ヤクチヤ鉱石会社」は、シワグリンカ鉄鉱石鉱床開発を決定した。この開発事業は、サハ共和国史上初となる、鉄鉱石採掘プロジェクトだ。周知の通り、サハ共和国には埋蔵量の多い鉄鉱石産地が集中しているが、これまでは様々な理由で、プロジェクトを進めなかった。今回この鉄鉱石鉱床の採掘プロジェクトは、本年度第4四半期開始を予定している」
とニコラエフ大統領は語った。
上述のヤクチヤ鉱石会社は、 大手鉱業企業「メチェル」傘下 にあり、シワグリンカ鉄鉱石鉱床開発ライセンスを所有している。シワグリンカ鉱床の鉄鉱石埋蔵量は2,070万トンと推定されており、その内の870万トンは選鉱不要の高質な鉄鉱石だ。
開発プロジェクトの年間生産能力は120万トン。このプロジェクトのために、最寄りの鉄道駅までの10㎞の自動車道路と倉庫が建設される。また、このプロジェクトで、現地労働者450人の雇用が確保される。
現在、シワグリンカ鉱床の地質調査作業が完了し、鉄鉱石の埋蔵量と構成が確認され、サンプルの実験も行われた。会議の結果、ニコラエフ大統領は、シワグリンカ鉱床開発の実施とインフラの整備を、サハ政府に依頼した。
写真提供:サハ共和国大統領府・政府報道部
【SakhaTime】通信社 4月8日
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