サハ共和国の国営統一企業 公共インフラの近代化を開始
国営統一企業「サハ共和国の住宅・公共サービス」は、かつては熱供給や給水、衛生施設のみを提供していたが、その他にも活動を広げており、現在、都市固形廃棄物処理のための、主要プロジェクトを実施している。直近の計画には、石炭鉱床の開発が計画されている。
アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、事業実績と近い将来の計画について、国営統一企業のヴィタリー チカチェフ代表取締役と話し合った。
会話の中で、ニコラエフ大統領は特に、暖房シーズンへの準備と、航空機への燃料およびエネルギー資源の供給がどのように進んでいるかを確認した。アライホフ地区では、8月8日から、暖房シーズンが始まる。
また、ヴィタリー チカチェフ氏は、企業の投資プログラムと合わせ、施設の更新に関する国家プロジェクトを含む、以前設定されたタスク内で行われた作業に関する報告書を共和国首長に提出した。
地域開発基金の支援による協調融資プログラムのおかげで、新しい熱源が建設されている。たとえば、昨年、容量 18 MW の機械化ボイラー ハウス Vostok-1 が稼働し、これにより 2つの石油ボイラー ハウスを閉鎖することになった。 2024 年までに、新しい熱源ボイラー ハウス 9 棟を建設し、それによって 6つの地区にある 15 棟の老朽化したボイラー ハウスを最適化することが計画されている。
今年、国営統一企業「サハ共和国 住宅・公共サービス」は、もう一つの主要な連邦プロジェクトである、公共インフラの近代化を開始した。領土開発基金からの資金援助を受けて、2年以内に共和国の16地区の33の集落にある95キロメートルの土木網を取り替える計画だ。
国家プロジェクト「住宅・都市環境」の枠組みの中で、地域プログラム「きれいな水」が実施されている。 2021年、第1段階として、同社はオレクミンスクに1日あたり2,400立方メートルの処理能力を持つ浄水場を委託し、8,000人以上の国民にきれいな水を提供した。現在、第二段階の開発に取り組んでいる。 2022年、同じプログラムに基づいて、アムガ地区のアムガ村とアルタンツィ村、ベルホヤンスク地区の北極村バタガイ、およびハンガラッスイ地区のベルフニイ・ベスチャフ村で給水施設の建設が始まった。
それは、企業が発展する新たな方向性の問題でもあった。その中には都市固形廃棄物の管理も含まれる。国営統一企業「サハ共和国住宅・公共サービス」が廃棄物改革の実施に参加している。廃棄物焼却炉はチョクルダック村を含む北極圏の6地域に設置されている。さらに、ヤクーツク市では都市固形廃棄物用の新しい埋立地が建設中で、今年稼働する予定で、現在その準備は80%となっている。
さらに、運営コストを削減するために、同社は今年、モム地区のティホンスコエ鉱区で石炭鉱床の開発を開始する予定だ。これにより、将来的にはモム地区とアブイ地区の石油ボイラーハウスを閉鎖し、地元の石炭に切り替えることが可能になる。
国営統一企業「サハ共和国住宅・公共サービス」は、ロシア経済の基幹企業としての地位を持っている。現在、26 の市区とヤクーツク市民に熱供給を提供し、 約9千人を雇用している。700を超える発電施設、2500kmにわたるエンジニアリングネットワークが稼働中だ。
今年、この企業は創立20周年を迎える。 20年以上にわたり、総容量1.8千メガワットを超えるボイラーハウス323基を含む400以上の施設が稼働している。 15,000 キロメートルを超える土木ネットワークが構築および再建され、個々の住宅建物が熱供給源に接続されることで、合計で9万人のサハ国民の生活環境が改善された。
【YAKUTIA.INFO.】 通信社 7月28日