Posted on: 2022年9月26日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国のインフレ率が2ヶ月連続低下

 現在、サハ共和国のインフレ率は、ロシア連邦と極東の水準を継続的に下回っている。
 サハ共和国の物価は、2ヶ月連続で徐々に下がっており、2022年7月に11.7%だったインフレ率は、8月に11.2%まで低下した。その主な理由は、消費者需要の低下と今年春のルーブル高だ。
 最も目立っていたのはサービス業におけるインフレ率で、7月の8.8%から8月の7%まで低下した。
「インフレ率低下の原因は、航空券の価格低下にある。昨年8月は森林火災と濃煙のため、共和国を出ようとした人々が急増し、航空券が高くなった。今年は状況が変わったので、旅客が少なくなり、航空券も安くなった。」
とアンドレイ グルドネフ ロシア銀行サハ共和国支店副支店長は説明する。

アンドレイ グルドネフ ロシア銀行サハ共和国支店副支店長

輸入代替品の価格は手頃で、スマートフォンと家電その他電気製品の需要は低かったので、物価上昇はなかった。木材供給が増加したので、合板価格は低下した。食品以外の製品セグメントのインフレ率が0.1ポイント下がり10.3%になった。一方で、食品のインフレ率は、7月の14.9%から8月の15%まで少し上がった。対ロ制裁による調達の流れが狂ったため、乳製品とコーヒーは高くなった。それと同時に、一連の国からの果物輸入禁止が廃止されたので、果物の調達量が増加しバナナ、ブドウ、ナシの価格が下がってきた。 結果として、サハ共和国のインフレ率は、極東連邦管区(13.0%)とロシア連邦全土(14.3%)より低くなった。
【YSIA】通信社 9月22日

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