Posted on: 2022年6月28日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国政府 ガスプロムとLNG生産について合意

 サハ共和国とガスプロムLNGテクノロジー社は、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムにて、共和国内でのLNGの生産・使用市場開発合意書を交わした。アイセン ニコラエフサハ共和国大統領(上写真手前右)とアレクセイ カヒーゼ(上写真手前左)ガスプロ
ムLNGテクノロジー社代表。

 この合意書に従って、サハ共和国におけるLNGの生産・販売の仕組み構築のスタンスが決定される。その決定によってLNG市場が形成され、車両燃料用と家庭用LNGの大幅な生産増加が見込まれる。また、プロジェクト実施のために、原住民の雇用は優先的に確保される。

「サハ共和国におけるLNG市場の形成とガス輸送インフラ構築は、我々にとって最重要な課題だ。経済フォーラムで交わされた合意書は、この作業を著しく加速させる。共和国内のLNG生産は従来型燃料より経済的で環境に優しい燃料消費を促し、新規雇用を確保し、税収入を増やすことになる」
とニコラエフ大統領はコメントする。

 合意書は、サハ共和国での2030年までのLNG生産拡大とLNG消費増加の総合会議結果に基づくプーチン大統領の指示目録の実施のために作成された。
「ガスプロムは、優れた市場調査のノウハウと、ロシア連邦の地方自治体での近代的なLNGインフラ整備を持っている。このノウハウと経験を使ってサハ共和国での生産・消費能力を迅速に拡大することは可能だ」
とアレクセイ カヒーゼ ガスプロムLNGテクノロジー社代表は、サハ共和国でのLNG市場の成長を楽観視している。

 サハ共和国は、莫大な天然ガス埋蔵量を抱え、「シベリアの力」基幹パイプラインの天然ガス供給地は、サハ共和国レナ地区のチャヤンダガス油田になっている。現在、共和国では年間生産能力12,000トンのLNG工場しかないが、ガスプロムとの提携によって、近い内に年間生産能力を30,000トン~40,000トンまでに増加することができる。

サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・政府報道部 6月24日

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