エリガ港までの総工費1,365億ルーブル超
6月23日に行われた ガスプロムバンク銀行報道部の発表よると、エリガ炭田からハバロフスク地方のエリガ港まで伸びる民間鉄道の建設資金、総額1,365億ルーブル以上を、同行が提供するという。
ガスプロムは既に、半年間のブリッジローン400億ルーブルを提供しており、この資金は、設計資料作成と建設準備のために使われている。
鉄道線の建設は、サハ共和国からハバロフスク地方までの、輸送距離を半分に減少させるだけでなく、エリガ炭田の石炭輸送量をアジア太平洋地域へ廻すことにより、バイカル=アムール鉄道とシベリア横断鉄道の負担を大幅に下げることが出来る。工事完成後、年間輸送量は3000万トンになる。操業開始は2025年からの予定だ。このプロジェクト実施により、2,800人の雇用が確保される。
ロシアの大富豪、アリベルト アフドリャンが所有するA-Property社(エリガウーゴリ石炭会社の100%シェア所有企業)は、サハ共和国のエリガ炭田からハバロフスク地方のチュミカン村落までの鉄道線建設を決定した。
備考:サハ共和国に位置するエリガ炭田は、政界最大級の炭田の1つだ。その埋蔵量はコックス炭22億トン。2021年にエリガウーゴリ社は1,470万トンの石炭を発掘し、更に2023年までに発掘量を4,500万トンまでに増やす計画がある。
【SakhaNews】通信社 6月24日
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