Posted on: 2022年9月5日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国の森林火災 大幅減少

 サハ共和国で昨年度に起きた森林火災の面積は、約800万ヘクタールだったが、本年度は約57万3,000ヘクタールと、約1/13まで減少している。

 8月末にサハ共和国国営テレビに出演したアイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、この実績は、共和国予算と連邦予算から拠出される森林保護資金提供が、約8倍に増えたことで可能となったと説明した。
 プーチン大統領による、森林火災防止対策資金の大幅な増加指示に従って、サハ共和国に対する当該対策資金は5.5倍に増加、16億ルーブルに達した。その他、共和国予算からの資金出資も2.4倍に増え、9億2400万ルーブルになった。

アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領

 この資金で、サハ共和国では、消防隊員の人数の増加、170台の消防機械の追加購入、3個の消防航空隊の新規設立等の対策を行った。また、森林の空中哨戒時間の増加を5倍に増やしたり、5~6月に人工降雨機を使って雨を降らせたことも役に立った。その結果として、今年の森林火災は、過去と比較して、大幅に減少した。

「森林火災シーズンはまだ終わっていないが、火災面積の1/13の減少という以前になかった実績となっている。今後もこのペースで行こうと思っている」
とニコラエフ大統領は語った。

 また、ニコラエフ大統領が、ミシュスティンロシア首相との会談で、極東森林保護航空隊の隊員数を300人増員するよう訴えた件では、来年の隊員数の50~60人の増員が約束された。

【YSIA】通信社 9月2日

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