地鎮祭
Posted on: 2022年10月18日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国の教育施設「未来の拠点」地鎮祭

 ジャタイ集落にて、民間慈善ファンド「ニューハウス」の資金で建設される「未来の拠点」教育複合施設の建設開始にあたり、10月11日に、地鎮祭が行なわれた。これはサハ共和国最大の教育施設となる予定で、その60,000㎡以上の面積に、50軒の建物が建つ。
 地鎮祭に参加したアイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、このプロジェクトの重要性について以下の通り説明した。

「教育複合施設『未来の拠点』の建設は、実業家アリベルト アヴドリャンが設立した慈善ファンド「ニューハウス」が実施するプロジェクトだ。その目的は、養子縁組家庭の支援だ。このような教育施設は、既にイルクーツク市で完成されており、サハ共和国はその次となる」

「未来の拠点」教育複合施設の地鎮祭

 プロジェクト敷地内には、幼稚園、学校、200人収容の学校前教育施設、360人収容の1~6年生の学校棟と7~11年生の学棟、継続教育学棟、養子縁組家庭30戸のための住宅15軒、50戸の講師宿泊棟、運動場・スポーツ施設と保温立体駐車場とバスターミナルが配置される。

地鎮祭で挨拶するニコラエフ サハ大統領

 ニコラエフ大統領は、地鎮祭での挨拶でサハ共和国にとってこの教育施設の重要性を強調し、以下の通り語った。
「幼稚園、学校、スポーツ施設、学童と講師の住宅を含む複合施設が、サハ共和国で初めて建設される。また、これは、100%民間資金で実施される初めてのプロジェクトとなる。この完成により、共和国の教育レベルは更に高くなると見込まれている。このプロジェクト発起人である、「ニューハウス」ファンド設立者のアリベルト アヴドリャンとセルゲイ チェメゾフ慈善ファンド世話人会長に心より御礼を申し上げる」

アリベルト アヴドリャン ファンド設立者(右側)とセルゲイ チェメゾフ ファンド世話人会長

 この教育施設では、子供の研究能力、想像力の発揮と専門知識取得のための環境が整備され、教育費は無料だ。セルゲイ チェメゾフ慈善ファンド「ニューハウス」世話人会長は、「未来の拠点」プロジェクトを、大企業の社会的責任の好例と考えている。教育施設の学童の15%は、養子縁組の児童になる。

【YSIA】通信社 10月14日

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