Posted on: 2023年2月14日 Posted by: 事務局 Comments: 0

ジャリンダ=オヘ橋の建設で、サハ共和国から中国への貨物の輸出 2,000 万トンが可能に

アイセン ニコラエフ サハ大統領は、2月8日に、イゴーリ レヴィチン ロシア連邦大統領補佐官兼国家会議書記官が議長を務める「エネルギーと輸送の分野におけるロシア連邦国家会議委員会」の合同会議に参加した。

 会議で議論された議題の1つに、アムール州から中華人民共和国の黒竜江省に至る、ジャリンダ国境検問所の建設と、それに関連したインフラ整備がある。
 このインフラ整備には、アムール川を横断する自動車道路と鉄道の橋があり、バイカル= アムール鉄道とシベリア横断鉄道の東部範囲の、貨物通過量の減少が期待されている。

 ニコラエフ大統領は、サハ側がプロジェクトの促進に関心を持っており、その実施によって、約2,000万トンの貨物を、サハ共和国から中国に輸送できるようになると述べた。

 石炭は付加価値の低い貨物であるため、共和国当局は、荷送人に追加の財政的負担をかけることなく、この橋を公共インフラにすることを提唱している。

 関係者によると、ジャリンダの国境検問所への鉄道アクセスの建設において、ヤクチヤ鉄道会社が請負業者として、プロジェクトに参加する可能性があるという。現在使用中止中の、スコボロジノ = レイノヴォ鉄道線を復元することができれば、サハ共和国から商品を持ち込むことができるようになるのだ。

 国境検問所の活動を再開するオプションも検討されている。これにより、ジャリンダへの鉄道路線の建設が完了する前でも、貨物輸送を開始することができるようになり、サハ共和国から輸出された商品は、河川輸送と自動車で、この地点まで配送できるようになる。

 昨年秋、ウラジオストクで開催された東方経済フォーラムの枠組みの中で、サハ共和国とアムール州の当局は、ロシアと中国の間のジャリンダ=モヘ国境鉄道橋の建設プロジェクトに関する提携覚書に署名したことは、注目に値する。

 昨年、サハ共和国では 3,920 万トンの石炭製品が採掘され、2021 年より 26% 増加した。石炭の輸出も増加している。サハ東部への石炭供給は 23% 増加し、2,600 万トン近くに達した。これは近年の最大値だ。
 また、2022 年の ネリュングリ=ティンダ 区間の輸送量は 800 万トンから約 2,200 万トンに増加し、2024 年末までに 2,800 万トンに増加すると予想されている。

サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・サハ(ヤクチヤ)共和国政府報道部 2月10日

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