Posted on: 2022年8月16日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国のDX化 ロシアでトップテン入り

 サハ共和国では国家機関のDX化により、国のサービスがサハ国民に迅速に提供され、官僚の負担が減っているとアナトリー セミョーノフ サハ共和国イノベーション・デジタル発展及び情報通信技術大臣(上写真)は確信している。
8月9日より、ヤクーツクにて、非営利団体「デジタル経済」とサハ共和国イノベーション省が共催した「共和国のデジタル化」戦略的総会がスタートを切った。この総会枠内で、サハ政府、地方自治体と業種団体の代表者は、連邦政府のエキスパートの指導の下で、サハ共和国で即活用可能な発案とパイロートプロジェクトを選別する。

「行政機関のデジタル化は、政府活動の質的なレベルアップを確保するだけでなく、サハ共和国の全国民の生活に好影響を与える。現在、国民は、各省庁の異なったデータベースを使用しているが、各国民毎にデジタルプロファイルを作成し、共通のデータベースを作らなければならない。」とセミョーノフ大臣がコメントする。

 サハ共和国にて既に実行されたデジタルプロジェクトとして、森林火災早期発見プログラム「シルヴァン」と、河川フェリーの追跡アプリがある。また、近い内に「統一支払い書類」サービスがスタートする。
 「私共はこのサービスを9月から開始するが、これを使って、各国民は国家サービスポータル経由ワンクリックで全部の公共料金を支払うことができるようになる。現在、人々は行列に並んで窓口で払っているが、新しいサービスは支払い手続きを簡素化し速めることを可能にする。」とセミョーノフ大臣は説明する。

現在、サハ共和国はデジタルトランスフォメーション実績でロシア第9位となっており、トップテン入りを果たしている。

【YSIA】通信社 8月12日

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