サハ共和国 国民の35%以上が禁酒生活を選択
厳しい気候と、犯罪者の流刑地として、かねてから有名だったサハ共和国では、 原住民は昔からアルコールに慰めを求め、ウオッカが唯一の「万能薬」だった。帝政ロシアからソビエト時代まで、ヤクチヤは常習飲酒者が非常に多い地方として知られていた。
しかし、新生ロシアに代わってから、サハ国民の新世代の価値観と生活様式が変わり始め、アルコール依存度も大分低くなってきた。
今月、サハ共和国全土を対象に、飲酒頻度について調べていた世論調査センターは、サハ国民の30%以上は断酒していると発表した。世論調査では、サハ国民の36%は「酒類を全く飲まない」、62%は「酒類を飲む」、その内の27%は「定期的に飲む」、2%は「答えかねる」という結果だった。
また、調査対象者の35%は、飲酒頻度について「1ヶ月1回またはそれ以下」、19%は「1週1回」、6%は「1週数回」、2%は「毎日」と答えた。常習飲酒者になっているのは、地方在住の趣味を持たない35~54歳の男性だ。
調査対象者の40%は、酒類の販売制限は不要だと考えている。しかし、25%は居住地外での販売しか認めていない。また、14%は完全な販売禁止を訴えている。
【SakhaNews】通信社 3月31日
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