Posted on: 2022年8月30日 Posted by: 事務局 Comments: 0

ロシア首相がサハ共和国に追加資金の拠出を指令

 ロシア連邦のミハイル ミシュスティン首相(上写真左)のは、サハ共和国を訪問し、連邦予算からサハ共和国のために追加で資金拠出をする指令に署名した。
 アイセン ニコラエフ サハ大統領(上写真右)によると、この資金は、サハ共和国内の癌センターの設立をはじめ、医療機関の近代化、道路建設および復旧のために使われるという。

「ミシュスティン首相のサハ訪問は、多方面にわたり、とても充実したものになった。首相とは、サハ共和国でこれから発展が期待できる全分野について語り合った。様々な問題はあるかもしれないが、サハ共和国は非常にダイナミックに発展している。例えば、工業生産は前年比で12%以上伸びているし、GRPも各レベルの税収も増加している。」
とニコラエフ大統領は語った。

 また、ニコラエフ大統領は、現在極東の各レベルの予算税収の30%は、サハ共和国によって確保されていると強調し、ミシュスティン首相もそれに同意した。
 

 また、ニコラエフ大統領は、現在極東の各レベルの予算税収の30%は、サハ共和国によって確保されていると強調し、ミシュスティン首相もそれに同意した。
 「今回首相の指示で資金が拠出されることになった癌センターは、シベリアと極東地域における最大級の癌センターとなる。現在、その完成度は77%だが、来年の創業開始に向けて、28億ルーブルの追加資金が必要だ。」

 ミシュスティン首相とニコラエフ大統領は会談時に、南部ヤクチヤの発展計画、北極圏の開発、道路建設とサハ共和国の各地への毎年のアクセス確保、レナ川橋梁の建設とIT産業発展について話し合った。

 ミシュスティン首相はまた、サハ共和国のクリエティブ産業の実績と、サハのプログラマーの開発実績を高く評価した。また、映画製作と健康保険関係の一部を、ロシア全国で活用するように指示した。

 サハ政府はタッタ地区を始めとする地方の学校建設と、北極圏に光回線を設置するための資金提供を求めているが、それについては現在サハ政府とロシア連邦財務省が検討中だ。

 ヤクーツク市内の癌センター完成のために、ロシア連邦政府の準備基金から既に5億4237万8千500ルーブルが拠出されている。更に2023年までに、医療機関近代化のための資金、10億8087万ルーブルがサハ政府に提供される。その他、道路建設・復旧に約30億ルーブルが廻される。

【YSIA】通信社 8月26日

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