Posted on: 2022年11月14日 Posted by: 事務局 Comments: 0

ヤクーツクの宝石オークションで、総額300万ドル超の天然ダイヤモンド176個が出品

 11月8日、ヤクーツク市内で、ロシアの中小企業向けに天然ダイヤモンドのオークション、第 1 段階が開催され、ミルヌイ地区とニュルバ地区の鉱床から産出された、176 個の天然ダイヤモンドが展示された。サハ共和国産業・地質省によると、その大きさは 2 ~ 10 カラットで、ダイヤモンド価格の総額は 300 万ドル超だったとのこと。サハ共和国の研磨企業6社が、ヤクーツクでの観覧会に参加した。
 ダイヤモンドの落札者は、モスクワで行われるオークションの第 2 段階の後に、決定される。

「天然ダイヤモンド原石の観覧は、国内の研磨市場の発展に必要であり、まずは、サハ共和国の宝石商と研磨事業者向けに行われた。政府は、国内での販売市場を広める方向で考えている」
マキシム テレシチェンコサハ共和国産業・地質大臣相は述べた。

「2022 年にすでに 2 回目の アルロサオークションが行われている。オークションでは、大きなダイヤと様々な寸法のダイヤモンドが組み合わさったボックスが出品されており、サハ共和国の研磨産業の中小企業にとって、落札しやすい価格帯となっている。第1回目の入札は 7 月に行われ、いくつかのボックスが、サハの企業によって落札された。私たちは、ダイヤ原石を必要としているが、標準的な「ダイヤボックス」を購入する資金がないというお客様の利益のために、行動している」

アレクセイ エフストラトフ アルロサ社取締役

 「出品されたダイヤモンドのオークション開始価格は、市場における一般的な現在価格を反映しており、国内および外国の顧客にとっても同様だ。ヤクーツクにおける、サハ共和国のダイヤモンド製造業者によるダイヤモンド観覧会の実施は、コストを大幅に削減する」
と、アレクセイ エフストラトフ アルロサ社取締役は述べた。
 サハ共和国産業・地質省は、宝石会社は産業開発基金を介して年利1% ~3% のローンを申請できることを発表した。この制度は、新規プロジェクトに対する投資を誘致するためにスタートしたもので、アイセン ニコラエフ大統領の支援により、業界にとって重要な制度が成立したといえる。

【YSIA】通信社 11月11日

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