Posted on: 2022年4月6日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国政府 制裁下の行動計画を採択

サハ共和国持続発展対策部は、外部からの制裁下、自国の持続的発展確保のための優先行動計画を採択した。

この計画は、サハ政府が現在まで決定した80の発展対策と国内実業家・市民の16の支援対策をまとめた。支援対策金総額は、149億ルーブルとなる。

アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領(上写真)は、行動計画の重要性について以下の通り強調した。
「この計画は決して永久不変のものではなく、これを基に食料保障、北極海航路、医薬品保障、雇用確保とサハ共和国の基幹産業支援等に機動的に対応しなければならない。毎日は新たな挑戦が出てくる。これら問題を事前に把握しその解決策を考えなければならない」

採択された行動計画は、サハ共和国の社会・経済安定性の促進を目指している。食料保障の優先対策実行のために、18億1500万ルーブルが拠出されるが、その内4億810万ルーブルは小麦粉や主要な食料品の購入、8億1900万ルーブルは中小企業の低金利融資のため、5億8800万ルーブルは農産物の持続可能な生産のために拠出される。

サハ政府は、拠出された資金を使って、生活に必要な食料品を購入することで、必需品の物価上昇を抑えることが可能となる。現在、食料品を積んだ2,025車の貨車は、ロシア全国からヤクーツクに最寄りのニジニーベスチャフ貨物ターミナルに向かっている。

また、行動計画に従って、建設業支援金として22億4300万ルーブル、税優遇措置等による中小企業の支援金26億ルーブル、その他イノベーション業者とIT事業者の支援金として3億5300万ルーブルが拠出される。

この計画には、サハ経済の様々な産業の支援だけでなく、色々な行政上の手続きの簡素化も含まれる。

【SakhaNews】通信社  3月29日

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