サハ共和国 北極圏の先住民族サミットに参加
第3回全ロシアフォーラム「ロシアの各民族」のプログラムの一環として、11月2日に始まる「北極圏の先住民族サミット」には、ロシア連邦の北極圏9地域の代表者と、北部、シベリア、極東の 40の民族グループの代表者が集まる。サハ共和国はこのサミットで、少数民族の言語、文化、伝統的な経済活動を保護するための提案を提示する。
サミットには、ロシア連邦の北極圏の 9地域の代表者と、北部、シベリア、極東の 40 の民族グループの代表者が出席する。北極先住民・地域協力北極評議会のロシア議長特別代表を務めるミハイル・ポゴダエフサハ共和国北極開発・北方民族担当副大臣が、サハ共和国を代表して発言する。
北極開発・北方民族担当省関係者によると、ポゴダエフ副大臣は、連邦レベルでの検討のために次の4つの提案を提出する予定だ。
第一に、先住民族の伝統的な居住地リストの作成だ。現在、公式なリスト記載の居住地外に住んでいる先住民族は、多くの生活面の保障と特典を受ける資格を失っている。
第二に、北部の先住民族が、森林地帯で、無料で農業活動を行なう権利の明確化。
第三に、ロシア連邦の教育基準に対応した、北部の先住民族の言語を使った教科書の作成だ。学校教育の中で、母国語の学習のための時間を取ることと、母国語を話す教師の数を増やすことが含まれる。また、教育機関の衛生条件および消防安全基準の見直しのために、ロシア連邦の教育についての連邦法を改正する。
第四に、国際プロジェクト「北極圏の先住民族の言語および文化遺産のデジタル化」のさらなる実施のための資金を提供する。
【YSIA】通信社 11月4日
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