Posted on: 2022年12月27日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国で「鉱業と地質調査」フォーラムが開催

 12月15日と16日の2日間に渡って、サハ共和国の建国100周年に捧げられた極東フォーラム「産業と探検:100周年を通して」が開催された。
 フォーラムの開会式には、極東連邦管区とロシア連邦の 100 社以上の大企業、国内メーカー、各省庁の代表者が参加した。

 フォーラムの参加者を歓迎し、アイセン ニコラエフ サハ大統領は、地質調査は共和国の運命と深く関係し、今日、あらゆる種類の鉱物の総埋蔵量と資源の潜在的価値で、サハ共和国はロシア連邦で第 1 位になっていることを強調した。
 ニコラエフ大統領は、コロナウイルスのパンデミックと制裁に関連する経済停滞の、最も困難な時期にもかかわらず、サハ共和国が成長を維持し、更に、持続可能な成長のペースを速めていることに成功している事実に着目し、
「地域の総生産は、過去 5 年間でほぼ 2 倍になっているし、今年の 11カ月間のサハ共和国の工業成長率は 112.2% に達した。これは、わが国で最も優れた指標の 1 つだ。今年の推定量によると、鉱物の抽出で昨年達成された歴史的な最高値が再び更新される」
と指摘した。
 
 年末には、共和国は約 4,000 万トンの石炭、1,800 万トンの石油、180 億立方メートル以上のガス、43 トンの金を生産する予定だ。これらの指標を見るとと、サハ共和国は一貫してロシアの上位 3つの地域に入っている。
 工業生産量をさらに倍増させるために、ニコラエフ大統領は鉱物資源基盤を拡大するという課題を設定した。
「このために、連邦予算からの地質探査への資金提供額を再検討することが好都合であると考えている」
とサハ大統領は強調した。

 今日、地質調査には年間 200 億から 300 億ルーブルが割り当てられているが、これらの資金のほぼ 90% は地下資源の使用者が負担している。ニコラエフ大統領はまた、地質調査プロセス全体の効率と技術的改善を高めるために、地下資源研究を実施するためのアプローチを近代化するという任務を設定した。
 ヤクーツクで開催された極東フォーラム「サハの鉱業と地質探査:100年を通して」には、極東連邦管区とロシア連邦の100社以上の大企業、国内製造業者、各省庁の責任者と専門家が参加した。参加者の中には、ロシア連邦地下資源使用局(Rosnedra)、ロシア地質調査企業持ち株会社(Rosgeologiya)、極東開発省、ロシア連邦産業貿易省、ロシア連邦エネルギー省、Kolmar、Elgaugol、ALROSA、Polymetal、Polyus Aldan、北東連邦大学、トムスク工科大学、ロシア国立石油ガス大学、科学センターその他が参加した。

 12 月 15 日から 16 日までの 2 日間で、ロシアの産業界および科学界の代表者がフォーラムの枠内で、現代の国内経済、輸入代替、産業開発、地質調査、ロシアにおける新技術の導入などの問題について議論してきた。

【SakhaTime】通信社 12月23日

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