サハ共和国のガスパイプライン建設費用がロシア連邦議会で承認
サハ共和国の産業地質省報道部の発表によると、ロシア連邦議会の下院で、基幹ガスパイプライン「クイスイル=スイル=84㎞」完成のために、28億ルーブルの拠出が承認されたとのこと。
この決議は、2022年度予算案及び2023年~2024年度計画予算案の第3読会時に可決された。
「このパイプラインは、サハ共和国にとって最重要なものです。総延長84㎞のパイプライン第3セクションの完成により、共和国の中部住民・企業へのガスの持続的な供給が確保されます。多くの家庭がガス化されるので、生活が楽になるでしょう」
と、マクシム・テレスチェンコ サハ共和国産業地質大臣が説明した。
現在、サハ共和国の中部地区へのガス供給は、1967年に建設された基幹ガスパイプラインを使って行われているため、ガス供給の安定化は急務になっている。
パイプライン建設会社「サハトランスネフテガス」によって、サハ共和国にとって極めて重要なパイプラインの近代化が、どんどん進んでいる。
年内に、40Kmのパイプラインセクション「クイスイル=スイル→ヴィリュイスク→ヴェルフネヴィリュイスク」が操業開始する。そのパイプラインの一部は、レナ川川底で敷設される。
また、15Kmのパイプラインセクション「クイスイル=スイル→マスタフ→ベルゲ→ヤクーツク」、17Kmのガス配給網、16ヶ所のガス配給ステーションと13カ所のガス調節所の設備の更新が行なわれる。
このガスパイプラインは、2022~2024年度に建設される予定だ。
【YSIA】通信社11月26日
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