Posted on: 2023年5月15日 Posted by: 事務局 Comments: 0

エリガ鉱床で石炭採掘施設の第2段階が稼働開始

 ロシア最大の原料炭埋蔵量を持つエリガ鉱床では、施設建設の第2段階を進めることで、生産量が年間 4,500 万トンに増加する予定だ。このプロジェクトはロシアの国家審査機関から認められているが、これに先立って、エリガ鉱床に4つの濃縮プラントを建設するためのプロジェクト資料が、専門家らによって検討されている。

 現在のプロジェクトには、エリガ石炭鉱床の北西部の開発が含まれている。ここの石炭埋蔵量に関する最初の研究は 1960 年代初頭に行われた。

「エリガ鉱床の開発条件は、全地域の90%以上に及ぶ永久凍土層の広範な分布によって複雑になっています。その厚さは、表面の地形に応じて、30〜40メートルから250〜270メートルの範囲です。この設計ソリューションは既存の地層掘削計画を考慮に入れており、炭鉱の新たな作業地平線へのアクセスを可能にします」
とプロジェクトの主任専門家であるアンドレイ ルーメル氏は述べている。

 高性能の採掘機器と輸送機器を使用して、西側と北側の 2つの露天掘り掘削と同時に、鉱床の露天掘り採掘場の第 2 段階を開発することが計画されている。設計能力(年間4,500万トン)に達した時点の最大深度は、それぞれ315メートルと200メートルとなる。
    
 プロジェクトの資料には、外部および内部の表土ダンプの形成、資本採掘、処理施設 No.1 および No.2 の建設、道路、電力供給と衛生のためのエンジニアリング ネットワーク、その他の構造物や通信が含まれている。
 埋蔵量開発第2段階の一環として、採掘場から3.5km離れた石炭処理のためのエリガ技術複合施設に、石炭を輸送することが計画されている。
 アリベル アヴドリャン氏のELSI HOLDING(エリガ・シバンスラサイト・マネジメント・カンパニー)の一部であるエリガウゴルは、埋蔵量22億トンのエリガ炭田の開発ライセンスを所有している。

【YAKUTIA24】通信社 5月12日

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