Posted on: 2021年4月19日 Posted by: 事務局 Comments: 0

サハ共和国北部ブルン地区に深水港建設投資計画

タス通信社とのインタビューで、アンドレイ・タラセンコ サハ共和国首相は、サハ共和国北部のブルン地区の深水港建設が、北極圏の本格的な開発を促し、北方地域向け物資供給を安易にし、原住民の生活水準向上を助成すると述べた。

サハ共和国政府は、北極圏内の国際及び地域内物流プロジェクト実施により、サハ共和国北極圏内ラプテフ海の北極海航路水域内にて、深水港創設を含む本格的なインフラ整備が進むと確信している。現存の北極圏内インフラは不備でかなり消耗している。

タラセンコ首相によると、インフラ整備プロジェクトに従って、ティクシ港拡張と、ティクシ村落より112㎞離れているブルン地区のナイバ村落付近のハラウラフ入江にて、新規深水海港が建設されるとのこと。それによって、この深水港の貨物出来高は、2032年までに1830万トン~2310万トンになる。

エフゲーニー・エレギャエフ サハ大統領付属戦略研究センタープロジェクト管理部長は「深水港建設は、北極海航路の物流能力を進め、有価鉱物採掘プロジェクトを促すだろう」と同プロジェクトを歓迎している。

また、エレギャエフ部長によると、サハ共和国北極圏の深水港建設は、高価な北方地域向け物資供給費削減に繋がるとのこと。なぜなら、サハ共和国13北極圏全区の生活は、北極海航路に依存するからだ。そのため、製品価格の輸送費比率は、ロシア平均水準を大きく上回る40~70%に達し、入荷される製品の場合は、80%を超える場合もある。

毎年、北極海航路経由で、30万トンの生活必需品(主として燃料・エネルギー資源)が輸送されるが、その内10万トン以上は、アルハンゲルスク港、ムルマンスク港その他北極圏港から、サハ共和国に運ばれる。

【YSIA通信社】4月14日

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