Posted on: 2020年7月11日 Posted by: 事務局 Comments: 0

森林火災は、サハ共和国の3地区を狙う!

パーヴェル ガーリン連邦非常事態省サハ(ヤクチヤ)共和国担部長によると、7月9日午前08:00時現在、活動火災の半分以上が集中するサハ共和国の3地区:ヴェルホヤンスク地区、ジガン地区、ミルヌイ地区では、自然発火地67ヶ所が把握され、森林火災はなかなか治まらないそうだ。非常事態省サハ共和国担部は、居住地の保護と協同一致に先ず力を入れている。同担当部の報道によると、現在、サハ共和国全土で燃焼総面積350,004haにて109ヶ所の自然発火が確認され、燃焼が激化する面積は525,01 haになっているそうだ一昼夜間、新規発火は35ヶ所で確認され、81ヶ所の消火に成功した。消火活動のために751人が出動され、106台の消防機械が実働された。そのために、火災面積は2400ha分減少した。

(SakhaNews通信社)

サハ共和国での森林火災について

サハ共和国森林地帯面積は2億5470万haになるが、その内2億1980万haを占める大半は、連邦現行法に従って特定条件下で、必須消火対象にならない「森林火災管理地帯」に属する。サハ共和国の森林は燃えやすいことは、当地方の気候・自然の特徴による。

過去10年、共和国領土内で、約250万ha総面積にて約8,500件の発火が記録され、約4000万㎥の木材が全焼してしまった。年々平均800~1000件の森林火災が記録される。火災危険度「高」の期間は、サハ共和国森林関係局に指令によって、毎年およそ4月末から9月中旬まで設定される。つまり、火災危険度「高」の期間は、140日間前後。

図1 サハ共和国にて森林火災地帯。管理区域内の発火原因別:‒ 落雷による : 111件(42 %). ‒ 原住民の過失による:107件(41 %). ‒ 農地の雑草燃やし:19件(7,2 %). ‒ 送電線の故障:3件 (1 %) ‒ 木材業者の過失:1件 (0,4 %) ‒ 発火原因不明:22件 (8,4 %)
図2. 森林火災の主因
図 3. サハ共和国にて森林火災出火点

このような出火点は、居住地と経済体にとって危険ではない。サハ林業の地方管理部は、その推移は宇宙モニターリングを使って把握される。森林火災の予防策として、消防対策の管理・宣伝を取り上げられる。火災危険度「高」の期間内に定期パトロールを実施する。原住民と学校生徒に対する、森林のエコロジー上の大切さ、森の中の行動規則についての説明会の実施。自然発火の早期発見と早急消火のための協同一致。森林火災を未然に防ぐための国民のボランティア活動の強化。

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