Posted on: 2021年12月12日 Posted by: 事務局 Comments: 0

スコルコヴォ財団 サハ共和国企業による清掃ロボット”VeDroid”を支援

 サハ共和国のヴェドロイド・エレクトロニックス(Vedroid Electronics)社が、ロシア最大級のスタートアップ支援機関であるスコルコヴォ財団から、清掃ロボット«VeDroid»の開発資金400万ルーブルトを得ることに成功した。同社のニコライ・ポタポフ代表取締役(上写真)によると、この清掃ロボットの試運転は、来年第一四半期に始まるという。

 VeDroidは、広範囲に渡る床掃除のために開発された清掃ロボットだが、古いモデルと異なり、人間工学に基づいた形状であるため、より柔軟で使いやすいものとなる。また、リチウムイオン電池で作動するため、充電時間が従来の8時間から2時間まで短縮。逆に稼働時間は倍増し、1時間から2時間に延長される。更に、汚れた水の自動排水ときれいな水の充填、およびバッテリーの充電も自動的に行なわれる。

 VeDroidの開発は2019年にスタートし、トライアルロットとして100台をカザフスタンの業者に供給。さらにウラル連邦管区のクリーニング業者と200台の供給契約を交わした。

 ニコライ・ポタポフ代表取締役は、次のように語る。
「当社が開発した清掃ロボットは、清掃費用削と作業の効率化のための新しいソリューションです。倉庫・スポーツ施設・空港その他の広範なスペース清掃時の、過酷な肉体労働を省き、スタッフの離職という厄介な問題も解決します。当面の目標は、小ロットのロボットをCIS諸国市場で試運転した後、清掃ロボット市場がまだ未成熟な米国に進出することです。」

【YSIA】通信社 12月9日

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