北極のジガンスク村に光ファイバー回線敷設
北極シナジープロジェクトの第一段階の一環として、キロヴォ＝ヴィリュイスキー地区からジガンスク村まで、光ファイバー通信回線が敷設される予定だ。アイセン ニコラエフ サハ共和国大統領は、5月17日のプロジェクト実施に関する会議で、この取り組みについて語った。
「我々は共和国内に光ファイバー通信回線を敷設することにかなり積極的に取り組んでいます。今年、私が北極テレコム政府に設定した主な任務は、ジガンスクに到達することです。私たちはヴィリュイスキー地区のキロヴォ村から、ジガンスキー地区の3つの集落をカバーする予定です。ジガンスクには基準点があり、今年は通信対象となる予定です。今年はこのプロジェクトを実施するあらゆる機会があると思います」
とサハ大統領は語った。
キロヴォ村からジガンスクまでの距離は、冬道に沿って370キロで、そこに高速道路が敷設される。光ファイバー通信回線は、地域の中心部とベスチャフ村とバカナイ村を共和国中央地域の通信ネットワークに接続する。そうすれば、北極地区のすべての住民とすべての社会的に重要な施設に高速インターネットが提供されることになる。
ニコラエフ大統領は政府に対し、共和国の予算を調整しキロヴォ村＝ジガンスク村区間の光ファイバー通信ネットワークの構築に資金を提供するよう指示した。
北極シナジープロジェクトは野心的かつ非常に大規模であり、可能な資金調達方法を利用する必要がある。
2022年に共和国がロシア連邦デジタル開発・通信・マスメディア省と、連邦予算と共和国の国家予算からの協調融資による北極シナジープロジェクトの共同実施に関する協定に署名した。
2023年から2025年にかけての社会志向プロジェクトの一環として、北極圏の到達困難な居住地86か所が高速インターネットに接続される予定だ。光ファイバー通信回線は全長7,000kmで建設される。
アナトリー セミョノフ サハ共和国イノベーション・デジタル開発・情報通信技術大臣によると、来年には、カンディガ～トポリニー～バタガイ～ベルホヤンスク～バタガイ・アリタの方向、さらにティクシからウスチ・クイガに向かう高速道路の大規模な建設が始まる予定だという。このプロジェクトには、光ファイバー通信回線の対象になっていない、オレクミンスキー地区の一部であるコビャイスキー地区のまだ辺鄙な集落が含まれている。このプロジェクトの実施により、共和国は 100% デジタル化されます。
「このプロジェクトの効果の 1 つは、たとえばジガンスクやアナバルの住民にとって、通信コストが 100 分の 1 に削減されることです。さらに、学校、病院、救護所、消防署、行政などの社会施設を接続しているため、コストも節約されます。国民は公共サービスやオンライン注文をはじめ、あらゆるサービスを利用できるようになります。制裁圧力の状況下では、国内の設備で北極シナジープロジェクトを実施することは可能です。」
と大臣は述べた。
サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・サハ(ヤクチヤ)共和国政府報道部 5月19日