Posted on: 2021年5月26日 Posted by: 事務局 Comments: 0

2人の牧童の野心的な挑戦

寒極の中、2人の牧童(カウボーイ)が、サハ品種の馬に乗って、5月21日からモスクワまでの9,500㎞の旅を始める。挑戦者のドゥグイダン・ヴィノクロフとミチル・ネウストロエフは、モスクワまでの道程を辿るのに約1年掛かるにも拘らず、このイベントをサハ共和国の設立100周年記念に因んで実現すると決心した。

2人の説明によると、サハ品種馬は過酷な環境に生息するので、世界一持つ品種と言われているという。
寒極にある、2人の生まれ故郷オイミャコン地区ユチュゲイ村落で、サハ品種馬は零下60度の環境で放牧され、雪の中からエサを掘り出している。また、サハ品種馬は、サハの夏場の30度の暑さにも、簡単に耐えられる。
今年3月、2人は自分の馬のテストドライブとして、オイミャコンからヤクーツクまでの900㎞を21日間で乗馬して走った。

2人は出発前、長い旅の目的と旅程について、以下の通り説明した。
「5月21日、ヤクーツク郊外のウスチ=ハティンから出発します。馬4頭を連れて行きます。このプロジェクトは、宗教色または政治色は全くありません。これは、2022年に祝われるサハ共和国設立100周年に因んだものです。また、目的のひとつは、サハ品種馬の強さと辛抱力を世界にアピールすることです。来年度モスクワで開催されるウイスイアフ夏祭りに参加しようとしています。9,500㎞の旅程は、サハ共和国→イルクーツク州→ブリャート共和国→ティワ共和国→クラスノヤルスク地方→ハカシヤ→ケメロヴォ州→アルタイ地方→カザフスタン→チェリャビンスク州→バシュコルトスタン→タタルスタン→チュヴァシヤ→モスクワです。長い旅の進捗状況について、定期的にYouTubeとInstagramアカウントに報告します。」

【SakhaNews通信社】5月19日

Categories: