Posted on: 2025年6月9日 Posted by: 管理者 Comments: 0

サハ共和国では、環境プロジェクト「クリーン・アークティック(清潔な北極)」の対象地域が拡大されます

2025年、環境プロジェクト「クリーン・アークティック(清潔な北極)」は、同地域の7つの北極圏集落で実施されます。これは、ロシア・タス通信社で開催された記者会見にて、サハ共和国政府副議長のオルガ・バラブキナが発表したもので、同プロジェクトの第5シーズンを迎え、同年が「大祖国戦争勝利80周年」および「ロシアによる北方海路開発500周年」の記念の年であることにちなんでいます。
この取り組みは、ブールン地区のティクシ村、ヴェルホヤンスク地区のバターガイ村およびエセ・ハヤ村、アナバル地区のサスキラフ村、アライホフ地区のチョクルダフ村、ウスチ=ヤナ地区のニジネヤンスク村、ニジネコリマ地区のチェルスキー村を対象とします。
「サハ共和国は2021年から『クリーン・アークティック』プロジェクトに参加しています。蓄積された環境被害の除去は緊急の課題です。北極圏の地域には、ソ連時代から残された約500万トンの金属くずが堆積しています。2025年には、数十年にわたり蓄積されたごみを浄化する集落の数を増やしていきます」と、サハ共和国政府副議長は述べました。

もう一つの課題として、バラブキナ副議長は、集められた金属くずの輸送を挙げました。複雑な輸送ルート、道路の未整備、短い航行期間や冬季道路の運行などを考慮すると、非常に手間のかかる作業であり、厳しい環境下で実施されています。
「今年の若者フェスティバル『ムース・ウスター – 2025』では、初めて『クリーン・アークティック』トラックが開催されました。この場で、サハ共和国のアイセン・ニコラエフ大統領とプロジェクト責任者アンドレイ・ナギビン氏が共和国内での第5シーズンの開始を宣言しました。トラックには13の北極圏地区から140人の若者と、AGATU(ヤクーチア国立技術大学)、AGIKI(ヤクーチア文化芸術大学)、SVFU(北東連邦大学)の学生が参加しました。
『クリーン・アークティック – 挑戦する人のためのトラック』の開催期間中、ウスチ=ヤナ地区サイイリク村にあるAO「ヤノロボ」社が冬季道路を使い、3台のトラックで2022年に集められた60トンの金属くずを輸送し、その後のリサイクル・冶金処理に回しました」と副議長は報告しました。

「クリーン・アークティック」プロジェクトのこれまでの4シーズンの実施により、サハ共和国内ではボランティアによって合計1,600トンの金属くずが回収され、35ヘクタール以上の土地が清掃されました。
タス通信社で開催された記者会見では、環境プロジェクト「クリーン・アークティック」第5シーズンの特徴や課題、遠征の範囲、参加者について、同プロジェクトの代表アンドレイ・ナギビン、国営企業「ロスアトム」コミュニケーション部門副部長コンスタンティン・ルーデル、ボランティアグループ代表アナスタシア・ファテリナ、そしてカレリア共和国およびムルマンスク州の代表者が説明しました。

GTRKSAKHA】 通信社 6月6日

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