サハの起業家が7億5,000万ルーブル以上の支援を受ける
資金は中小企業の発展のため、起業家育成基金から提供されました。
ヤクートの起業家は2025年に7億5,000万ルーブル以上の財政支援を受けました。資金は中小企業の発展のため、起業家育成基金から提供されたものです。合計で217の中小企業主体が支援を受けました。そのうち、190人の起業家は利率5％〜13％の優遇融資を利用し、総額5億5,317万ルーブルを借入れました。また22の主体は1億3,180万ルーブルの保証を受け、これにより追加で3億7,780万ルーブルの融資資金を引き出すことができました。
「現在、ヤクートには15のビジネスインキュベーターがあり、新規起業家が自身の事業を立ち上げ、発展させるのを支援しています。2025年には287人がこれらのインキュベーターの入居者となり、彼らの企業の9か月間の総収益は3億2,600万ルーブルに達しました。これらの活動により、364の新しい雇用が創出されました」と、地域の起業・商業・観光省は述べています。
「マイ・ビジネス」センターは、引き続き共和国の起業家コミュニティと連携しています。2025年には、17,000件以上の相談サービスが提供され、376件以上のイベントが開催されました。その中には地方自治体での出張イベントも含まれ、合計で4,000人以上が参加しました。
中小企業支援は、国のプロジェクト「効率的で競争力のある経済」の一環として実施される地域プロジェクト「中小企業および個人起業家活動の支援」の枠組みで行われています。今年度、プロジェクト関連のイベントには1,060万ルーブルが投入されました。
優先分野の一つとして観光業が挙げられます。サハ共和国は、国のプロジェクト「観光・ホスピタリティ」の一環として実施される地域プロジェクト「宿泊施設、インフラ、新たな観光スポットの創出」に参加しています。2025年には、43件の起業家イニシアティブが総額2,500万ルーブルの財政支援を受けました。
新しいプロジェクトの中には、ヤクーツクにおける国際ブランド「COSMOS」の四つ星ホテル（148室）の建設があります。開業は2027年に予定されています。また、連邦コンテストの結果として、シンスキー柱群にあるエコツーリズムルート「歌う岩」の開発に7,300万ルーブルが投入されました。
現在、中小企業分野には13万2,000人以上が従事しており、これは地域の労働人口の4分の1に相当します。中小企業への総支援額は136億ルーブルに上り、これらの活動による税収は350億ルーブルを超えています。2025年には中小企業の売上高が前年比11.9％増加しました。
支援の主要な手段には、優先産業向けの優遇融資、30種類以上のサービスを提供するデジタルプラットフォーム「マイ・ビジネス」、最大50万ルーブル（北極圏地域では最大100万ルーブル）の助成金、さらに簡易課税制度による税率4％および10％の軽減措置があります。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが提唱した国家プロジェクト「効率的で競争力のある経済」と「観光・ホスピタリティ」の実施により、起業家にとって有利な環境が整備され、雇用の促進やヤクート経済のさらなる成長が支援されています。
【GTRKSAKHA】通信社 10月20日